現在、BUG(東京・グラントウキョウサウスタワー1F)にて開催中の中屋敷智生と光島貴之による二人展「〈みるものたち〉展」(2025年6月4日~29日)は、「みる」という行為の多義性と奥行きに、鑑賞者の意識を深く誘う画期的な展覧会である。

京都に住んでいる私にはこの2人の組み合わせや近年の様々なコラボレーションと活動は周知のものではあるが、他のエリアの方々にはまだ親しみのない可能性もあるので老婆心ながらご紹介したい。

アトリエみつしまは元々織物会社の建物で、工場と事務所など複合的な用途を持った室内をリノベーションし、アートギャラリー兼制作アトリエとして2020年に開業。
ギャラリー名は「Sawa-Tadori」といい、「さわってたどる」という言葉から名づけられている。


(2023年10月17日 )




アトリエみつしま web site
https://mtsm.jimdofree.com
「全盲の光島貴之と色弱の中屋敷智生」という紹介のされ方は個人的には少し強い言葉というか属性を限定しすぎた言い方のようにも感じられるが、それぞれ独自の知覚を通して世界を捉える二人の美術作家の作品を通して、視覚中心主義に陥りがちな私たちの「みる」という認識を揺さぶり、より豊かな世界像の構築を促す展覧会であることは…
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