ヤノベケンジ『SHIP’S CAT:GIANT SCULPTURES OF KENJI YANOBE 』発売のお知らせ

ヤノベケンジ『SHIP’S CAT:GIANT SCULPTURES OF KENJI YANOBE 』発売のお知らせ

eTOKIは、現代美術家、ヤノベケンジの巨大彫刻を集めた作品集『SHIP’S CAT:GIANT SCULPTURES OF KENJI YANOBE 』を発売いたしました。

概要

船乗り猫をモチーフにした「SHP’S CAT」シリーズをはじめとして、約7.2mに及ぶ最初の巨大彫刻《ジャイアント・トらやん》(2005)から最新作《サン・シスター(リバース)》(2022)までを網羅。

「 旅をして福を運ぶ猫」「旅の守り神」というコンセプトのもと、2017年に博多で初めて設置された《SHP’S CAT》には、どのような背景と経緯があったのか。その後、《SHP’S CAT》は幾つものバリエーションがつくられ、福島・鎌倉・銀座・パリ・京都・上海・高松・広島など様々な場所に旅をしてきました。そして、最新作の《SHP’S CAT(Muse)》(2021)が、大阪中之島美術館に恒久設置されるまでの歴史を辿ります。

さらに、《サン・チャイルド》(2011—2012)や《スター・アンガー》(2012)、《アンガー・フロム・ザ・ボトム》(2013)、《サン・シスター》(2015)、《KOMAINU ―Guardian Beasts−》(2019)など巨大彫刻の代表作を大きな写真と共に、詳しく紹介しています。

アマゾン、大阪中之島美術館ミュージアムショップ、国立国際美術館ミュージアムショップで発売中。

ヤノベケンジ(現代美術作家)
1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある機械彫刻を制作。創作の原点は、幼少期に遊び場で過ごした大阪万博跡地「未来の廃墟」。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2005年、全長7.2mの《ジャイアント・トらやん》を制作。2008年以降、京都芸術大学ウルトラファクトリーで巨大彫刻の集団制作体制を確立。2011年、東日本大震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し、国内外で巡回。3体のうち1体が茨木市(大阪)で恒久設置される。2017年、旅をして福を運ぶ、旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズを制作開始。2021年、最新作《 SHIP’S CAT(Muse)》が2022年に開館した大阪中之島美術館に恒久設置され、注目を浴びている。
http://www.yanobe.com