わたしはあなたに会いたかった
⻑い間気づくことが出来なかったけれど
ずっと⼼の中にありました
本能がジタバタと⾳を⽴てて
我慢できずに⾛り出します
そのきもちはとてもシンプルで
とても強くて⼤きくて
私は描くことで気づいたのです冬眠から醒めた獣達も
おひさまを追いかける植物も
会いたい⼈に会えなかった私達も
あたたかさをずっと求めていました
季節が変わって
天の上にいるあなたにも
これから出会うあなたにも
⼀番近くにいるあなたにも
わたし⾃⾝にも
このきもちを素直に伝えたい
「わたしはあなたに会いたかった」
わたしはこの⼿で未来に会いにいく
会期:2023 年 6 ⽉ 10 ⽇(⼟) ‒ 7 ⽉ 22 ⽇(⼟)
会場:シュウゴアーツ
開廊時間:11:00 ‒ 18:00 ⽇⽉祝休廊
企画:⽯井美奈⼦
2023 年初夏発売予定、リトルモア刊
「絵は私が今ここに⽣きていることを認識させる 私にとって絵は光のかたまりだ」(本⽂より)
本書は近藤が描き続けている紙作品 84 点を収録。作家の⾔葉とともに絵をお楽しみいただける⼀冊です。
1987 年北海道⽣まれ、⼭形県在住。「描くことは⽣きることそのもの」と⾔う近藤の作品は、質量として感じられるほどのエネルギーに満ちている。近藤は⾃⾝を通り抜けるいかなる経験や感情をも刻み込むように描くことで、記憶と現在、想像の世界を⾏き来して絵画という新しい体験を⽣み出している。キャンバスやパネルに限らず、⽴体物、壁天井に囲まれた空間にもよどみなく⾃在に描く。また約 14000 カットからなる油彩アニメーションと実写を組み合わせた短編映画 HIKARI の監督・制作を脚本・コンテから⼿掛ける⼒量など、並外れた可能性を⽰し続ける絵画の申し⼦である。
主な展覧会に「星、光る」⼭形美術館(⼭形、2021)、作品集刊⾏記念展「ここにあるしあわせ」シュウゴアーツ/ フィリップス 東京/ 現代芸術振興財団(東京、2021)、「⾼松市美術館コレクション+ ⾝体とムービング」⾼松市美術館(⾹川、2020)、
「⼼に花を」シュウゴアーツオンラインショー(2020)、「あの⽇を待つ 明⽇を待つ 今⽇」シュウゴアーツ(東京、2018)、「絵画の現在」府中市美術館(東京、2018)、「HIKARI」⼤和⽇英基⾦ ⼤和ジャパンハウス(ロンドン、2016)、「HIKARI」シュウゴアーツ(東京、2015)、「近藤亜樹の⽣態」実家 JIKKA(東京、2013)、「PHANTOMS OF ASIA: Contemporary Awakens the Past」Asian Art Museum (サンフランシスコ、2012)など。2021 年 VOCA 奨励賞受賞。
プレスに関するお問い合わせ:⽯井・藤⽥ gallery@shugoarts.com