2023年7月6日観覧
佐々木さんの作品ではLEDを仕込んであるものの方が所有欲をくすぐられました。売れるといいですね。いっぱい売れますように。私祈ってます。もちろん船越さんのも。
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以下ギャラリーのweb より
■2023年6月28日(水)→7月17日(月・祝)
■本館6階 美術画廊X
今展は、記憶と光をテーマに作品を制作する作家による二人展です。
ガラスという素材を記憶の容れ物、保存メディアと捉え、作品を制作する佐々木類。自身が様々な土地で植物を採集し、板ガラスに挟んで電気炉で焼成したシリーズは、植物がその姿を留めたまま白い灰となり、光に照らされることで含む水分に至るまでの「自然の呼吸」が可視化され、時空を超えた土地の記憶さえも呼び起こします。
一方で、筆跡をなくす油彩表現により、焦点をずらし曖昧で多義的なモチーフを重ね、光や空間の実在感を画面に取り込みながら人の記憶と光の関係を基軸に精力的に発表を続ける船越菫。時間の経過とともに朧気ながらわずかに残る一遍のモノや情景。確かにそこに存在したであろう記憶とも呼べる儚くも淡い想いを丁寧に集積し定着させた立体、平面のそれぞれが、空間を照らす光によって様々に乱反射し、我々自身の記憶とリンクしながら拡がりをみせていきます。
二つの異なる表現が、それぞれの個性と重なりそして反射し映り込みながら醸す光の変容によって記憶として織りなしてゆく特別な空間を、この機会にぜひご高覧ください。
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