1729年に世界で初めてシャンパーニュメゾンを開いたルイナール(RUI NART)は、設立当初よりアートのサポートに熱心であったことでも知られています。そのルイナールの物語に触れながら、テイスティングセッション、ブランチ、ディナーを通して味の魅力にも浸れる期間限定エキシビジョンに行ってみました。10月28日(土)〜11月5日(日)の期間だけ神宮前原宿に出現したエキシビションの名は「RUINART MAISON 1729」です。このことを知ったのは、ART WEEK TOKYOが手がける「AWT BUS」のルートに入っていたから!アートがつないでくれたご縁です。
(ART WEEK TOKYOとは?⇒https://artexhibition.jp/topics/news/20231101-AEJ1669123/)
「RUINART MAISON 1729」の会場は、バンクギャラリー。目の前は何度か通ったことがあったのだけど、安藤忠雄建築だったことは今回知りました。
1階ではルイナールとコラボレーションしたアーティスト・エヴァ・ジョスパンの展覧会を鑑賞。
フォトスポットもステキ。横長の窓から見える人々が、ビデオアートの中の人々みたい。
ルイナールの歴史や製造方法を知ることができるコーナーもありました。
従来のヴィンテージより長い熟成期間を経て完成した繊細なシャンパーニュ、ドン・ルイナール2010をテイスティングできるコーナーも!とても人気で、伺った時にはロゼが1本残っているのみとのことでした。
さて最上階のブランチテーブルはこちらです。「シャンパーニュの宝石」と評されるルイナールブラン・ド・ブランをイメージしたような爽やかなホワイトグリーンの空間。
メニューはこんな感じ。ミシュラン2つ星「ラ・グルヌイエール」出身の「啓蟄」松本祐季シェフが監修した、ルイナールの為に作られた特別なペアリングメニューとルイナールブラン・ド・ブラン&ルイナールロゼをいただけるということでワクワク♪
ルイナールブラン・ド・ブランが注がれました。爽やかな緑色のフルーツを思わせる香り。シャルドネ100%です。
フィンガーフードはこちら。合わせるフードによってシャンパンの風味も結構変化します。
ごぼうの苦味が効いたこちらのフィンガーフードはシャンパンの甘みを引き立ててくれました。不思議な植物の種ような形にカールしているのは、薄くスライスしたごぼうをさっとあげたものです。中にはナスとトリュフをあえたものが入っていました。
そしてエレガントなロゼが登場。
合わせて出てきたのがメインの「ほうれん草で巻いた地鶏のソーセージ」です。
腸詰めにするのではなく、ほうれん草詰めにしているところがエコでヘルシー!
お味は?
深みとコクがあり、ぎっしりと密度が高く、奇跡的な美味しさ♪
今まで食べた、ソーセージと名のつく料理の中で一番美味しいかも!
ソーセージは、腸詰めにしなくても、そして鶏肉でも、超絶美味しいことが今日初めて分かりました!サステナブルと美食は同居できる♪
そして敢えて残しておいたブラン・ド・ブランとの相性がやたらいい♪
今まで隠れていた麗しい甘みが姿を現しました。メインまで残しておいて良かった~。
もちろんロゼとも絶妙な相性。
バランスの良い苦味と甘みがソーセージのコクを引き立ててくれました。
デザートは、ポップコーンのスポンジケーキ!
なんだか珍しいですね。可愛らしいビジュアル♪
ものすごく濃厚なポップコーンの味がします!
中のクリームはレモンの酸味がキリリ。
食べ応えのあるケーキでした。
最終日ということで松本祐季シェフが特別に登場!
フランスにいらっしゃった時からルイナールとはコラボレーションしていたとのこと。素材や味はもちろんのこと、アーティスティックな美学も共有して大事にしているとのこと。今日のブランチから彼の哲学をしっかり体感することができました。
改めて、松濤の松本祐季シェフのレストラン「啓蟄(けいちつ)」を訪ねてみたいです。
美味しく楽しくアートな午後をありがとうございました!
【「RUINART MAISON 1729」開催概要】※こちらのイベントは終了しています
期間:2023年10月28日(土)〜11月5日(日)11:00〜21:00 ※最終入場は閉館20分前まで
会場:バンクギャラリー(東京都渋谷区神宮前6-14-5)
入場料:無料 ※チケット購入制イベントあり
内容:メゾンの本質やサステイナビリティなどエココンシャスな取り組みをご紹介するエリア、エヴァ・ジョスパンの作品を展示する「カルト・ブランシュ」エリア、ルイナールシャンパーニュのテイスティング及び「啓蟄」の松本祐季シェフが監修したペアリングフードをお楽しみいただけるバー、
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